2020年8月14日金曜日

第15回研究会のお知らせ

 第15回研究会を下記の通り開催いたします。新型コロナウイルス感染拡大を鑑みオンライン形式で開催します。多くのご参加をお待ちしております。


日時: 2020年9月19日(土)14:00~ (オンライン形式)

報告1:市東真一(神奈川大学日本常民文化研究所特別研究員)

「オフリョウ神事の研究ー穂高神社御船祭を中心にー」

報告2:ヤンセ・ヘルガ(日本学術振興会外国人特別研究員・東京文化財研究所)

「ユネスコ無形文化遺産保護条約とジェンダー―日本の記載文化遺産を分析対象として」


※参加される方はお申込みフォーム(https://forms.gle/qXbG2msShrg6Z8nR8)よりお申し込みください。

※Google Meetsを使用します。対応するブラウザはChrome、Mozilla Firefox、Microsoft Edge、Apple Safariです。当日、ミーティング情報をお申込み時にいただいたメールアドレスにお送りします。

※後日、発表要旨を掲載します。

2020年7月11日土曜日

第85回神戸人類学研究会

研究会のご案内をいただきましたので掲載いたします(芸能文化研究会の催しではありません)。

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第85回神戸人類学研究会

〈日時〉2020年7月27日(月)17:00〜18:30

〈場所〉オンライン(参加登録はこちらのURLから、7月27日の13時までにお願いします)
    https://jp.surveymonkey.com/r/RKRF3Q5

〈発表者〉三隅貴史 氏(関西学院大学 大学院研究員)

〈発表タイトル〉共同性、自己充足、そして公共財―3つのアクターからみる東京圏の神輿渡御―

〈要旨〉
現代の東京都区部には、一見すると神輿渡御が衰退する要因になると思える社会的環境が複数存在している。しかし実際には、2020年を例外として、多くの地域で神輿渡御が活発に行なわれ続けているのだ。これはいったい、なぜなのだろうか。
本発表では、都区部東部地域における、町会(地域住民を中心とした、祭礼運営の実働部隊)と神輿会(年に複数回、祭礼やイベントにおいて神輿を担ぐことを続けている神輿愛好家による集団)、そして、非参加者との神輿渡御内外での関係性を説明することをとおして、上述の問いに答える。とくに本発表で注目するのは、成員のリクルートメント方法や社会階層の差異と、神輿渡御にたいする価値づけと実際の役割の差異の2点である。
以上の問いに答えることをとおして、東京都区部の神輿渡御を今日の姿にすることに寄与している、共同性の論理、自己充足の論理、そして、公共財の論理の3つの論理について論じる。

〈備考〉
 参加費は無料。
 要参加登録。7月27日13時まで。
 参加登録はこちらから:https://jp.surveymonkey.com/r/RKRF3Q5

〈問い合わせ先〉
 神戸大学大学院国際文化学研究科 文化人類学コース
 神戸人類学研究会:土井冬樹 huyukidoi@gmail.com

(※同様の詳細はFacebookのイベントページにも記載しております:https://www.facebook.com/events/1136666716732896/)

2020年2月29日土曜日

第15回研究会のお知らせ

第15回研究会を下記の通り開催いたします。
多くのご参加をお待ちしております。

今回は普段と違う会場(東京・上野駅近辺)で行います。
参加を希望される方は、geinoubunka@gmail.comまでご連絡ください。

日時: 2020年3月15日(日)14:00~

3月15日に予定しておりました第15回芸能文化研究会は、新型コロナウイルスの感染リスクを回避のため、また会場の方針を受け延期することにいたします。
今後のスケジュールは未定ですが、状況が整い次第お知らせします。

報告1:伊藤純(川村学園女子大学)
 「「伝承者」と言われて・・・ー芸能研究におけるオートエスノグラフィ分析」
報告2:鈴木昂太(総合研究大学院大学)
 「芸態研究の可能性―岩手県北上市和賀大乗神楽の事例に基づいて―」

発表要旨は後日、掲載いたします。

2019年12月5日木曜日

第十四回研究会のお知らせ



第14回研究会を下記の通り開催いたします。

日時: 2019年12月21日(土)14:00~
於 :早稲田大学人間総合研究センター分室(27-8号館)
  (新宿区戸塚町1-101 高田牧舎2階)

議論への積極的な参加を歓迎します。
事前に以下のアドレスまでメールをいただけると幸いです。
geinoubunka〇gmail.com(〇を@に変えてください)

報告1:遠藤協(記録映像制作・ドキュメンタリー映画制作配給)
「無形民俗文化財の映像記録制作事業」という営み 
 無形民俗文化財の伝承や保存において、映像(動画)は有力なツールとしてみなされ、とりわけ民俗芸能や民俗技術・行事の記録映像が数多く作られてきた。こうした無形民俗文化財の記録映像制作の多くが、都道府県や市町村、大学や博物館等の調査研究機関、助成金等を得た保存会や伝承者が実施主体となって、「事業」の形態で行われる。発表者は、記録映像制作をなりわいの一つとする映像ディレクターとして、これまでに複数の「映像記録制作事業」に携わってきたが、通常そのプロセスが知られることは少ない。発表者は記録映像の資料批判および方法論を検討する材料を提供するために、実際に携わった事業の「覚書」を書き留めてきた(遠藤2015、2019)。本発表は、そうした実際の経験に基づき「映像記録制作事業」の課題や、無形民俗文化財の伝承や保存に与える影響を、映像制作者の立場によって整理しようと試みるものである。映像作品も参照しながら下記のような話題に触れる予定である。

●映像の特性と「映像記録」
●「映像記録」なのか「記録映像」なのか
●助成金と入札ー事業をめぐる制度
●「普及版」「記録版」「伝承版」ー3点セットの限界
●事業そのものが発揮する伝承への影響
●予算なき時代の記録映像とは
  
遠藤協、2015、「『西久保観世音の鉦はり』の映像記録作成について ―ディレクターの立場からの報告―」『入間市博物館紀要11号』
遠藤協、2019、「『落合西光寺双盤念仏』映像記録製作事業について― ディレクターの立場による覚書 ― 」『飯能市立博物館研究紀要第1号』

報告2:久保田裕道(東京文化財研究所)
「芸態研究のススメ」
 民俗芸能研究は、この四半世紀、学問としての確立をすべくその方法論が検証されてきた。本田安次に始まる黎明期の民俗芸能研究の抒情的な部分が批判され、文献資料に基づく客観的分析が重視されるようになった。特に近現代史の研究が進んだことは、芸能史研究においては大きな発展となった。またフィールドワークに根差した研究では、以前は重視されていた信仰的要素が文献資料による歴史研究側に回され、代わりに社会学的な調査研究が多くを占めるようになった。いずれにしても、民俗芸能研究を社会科学としての学術的確立を望むがゆえの方向性だったといえる。
 しかしながら一方で、科学的な研究には必須であるはずの、調査対象つまり民俗芸能の客観的記述の方法論はないに等しい状況であり、研究者ごとに思い思いの記述を重ねてきた。道具などの有形部分や音楽に関してはまだよいが、民俗芸能の根幹たる芸態に関しては未だ確立が見られない。本田安次の記述や舞踊譜の存在など初期段階での腐心は、映像記録の普及に伴って関心を持たれなくなったが、さりとて芸態記録の方法論を持たないままの映像記録は単なる記録素材であり、分析のための共通視座が設定され得ない。この方法論の欠如は、芸態による類型化を阻み、結果的に民俗芸能全体の類型分類を不可能にしている。もちろん民俗芸能全体の悉皆調査データが不十分なこともあるが、この問題を解決しなければ、民俗芸能の学術的資料化はなし得ないのではないか。
 以上のような問題意識のもとに本発表をおこなうが、もとより提示すべき試論は持ち合わせていない。芸態を捉えるためには、民俗芸能のジャンル毎の研究者や音楽の専門家、身体論の研究者や映像関係者などによる幅広い議論が必要となる。そのための呼びかけの場になれば幸いである。

2019年10月16日水曜日

民俗芸能学会長岡大会

民俗芸能学会の大会が新潟県長岡市で開催されます。
本研究会の参加メンバーも登壇します。
詳細は民俗芸能学会のサイトをご参照ください。

民俗芸能学会長岡大会
日時:令和元年11月30日(土)~12月1日(日)
共催:新潟県立歴史博物館
後援:長岡市教育委員会、新潟県民俗学会、瞽女唄ネットワーク
会場:新潟県立歴史博物館
  (〒940-2035 新潟県長岡市関原町1丁目字権現堂2247番2)

【1日目 ― 11月30日(土)】
受付開始:12:30~
     13:30~ 瞽女唄・佐渡の人形芝居(文弥人形)の鑑賞
            ・瞽女唄「祭文松坂 葛の葉子別れ」ほか
             (出演:越後瞽女唄葛の葉会)
            ・文弥人形「源氏烏帽子折 卒塔婆引きの場・烏帽子折尽し」
             (出演:真明座、解説:鈴木 昭英・池田 哲夫)
     18:00~ 懇親会

【2日目 ― 12月1日(日)】
受付開始:9:30~
研究発表:9:40~
  1.神野 知恵(司会:福原 敏男)
    「伊勢大神楽の回壇における笛の機能について」
  2.木内 靖(司会:福原 敏男)
    「円蔵神楽と禊概念」
  3.大山 晋吾(司会:福原 敏男)
    「宮崎県日南市下方における神楽の伝承組織と演目構成」
  4.黛 友明(司会:星野 紘)
    「神事と遊芸の葛藤」
  5.高久 舞(司会:星野 紘)
    「民俗芸能を『記録保存』する県行政の役割と意義 ― 神奈川県を事例として ―」
シンポジウム:13:00~15:30
   テーマ「民俗芸能と宗教の関係を問い直す」
      報告1 鈴木 昭英「来訪した瞽女さ、実は神様だ」
      報告2 坂本 要「双盤・ドラマ化された念仏」
      報告3 櫻井 弘人「遠山霜月祭における八幡信仰と御霊信仰」
      コーディネーター 小川 直之

本田安次賞授賞式:15:40~15:50

総会:15:50~16:50

2019年9月3日火曜日

民俗芸能学会第176回研究例会

民俗芸能学会の研究例会が開催されます。どなたでも参加いただけます。

民俗芸能学会第176回研究例会

日時:令和元年9月7日14時~
場所:早稲田大学早稲田キャンパス14号館4階
発表者;蘇理剛志
「祭りにおける笠鉾の様式と機能―風流囃子物をめぐって―」
司会:山路興造
参加費:200円(会員でない方も参加できます)

企画趣旨
 近年、「傘鉾」に関する研究がにわかに盛り上がりを見せている。その流れを誘引する原因の一つには、ユネスコ無形文化遺産候補のグルーピングをめぐる議論が挙げられよう。
 「山・鉾・屋台行事」や「風流」あるいは「練り物」の祭りのなかで、傘鉾は祭り行列の威儀や格式を示す重要な構成要素として存在している。しかし、上記グルーピングの仕分けにおいて、傘鉾はいずれのカテゴリーにも関連しながら議論上で等閑視される印象があり、傘鉾がもつトータルなイメージが分裂している感も否めない。本発表はこうした傾向に注意を払いつつ、改めて議論の場の真ん中に傘をたて再検討を試みようとするものである。
 祭りにおける「傘鉾」の機能や特徴を顧みれば、古代の貴紳の威儀具であった衣笠や、祭礼行列に都ぶりを添える風流傘の登場を経て、疫神や亡魂などいつまでもこの世に留めておいてはならない霊異を傘に集め、囃しながら生活領域の外または神域内へ鎮送する思考が、傘形の鉾という様式を生み、とくに中世後期に流布した。これは我が国独自の傘の習俗だと言え、中世~近世の日本人の祭りや信仰のかたちをめぐって特色ある興味深い問題を内在している。
 本発表では、祭りにおける傘鉾がもつ本来の様式や機能を風流囃子物の傘鉾の例に求め、とくに傘鉾の祭りが多く伝わる和歌山県の事例を示して、傘鉾という祭具そのものと傘鉾が出る祭りの特色について再確認したい。

2019年6月26日水曜日

第十三回研究会のお知らせ




第13回研究会を下記の通り開催いたします。
議論への積極的な参加を歓迎します。
事前に以下のアドレスまでメールをいただけると幸いです。
geinoubunka〇gmail.com(〇を@に変えてください)

日時: 2019年7月21日(日)14:00~
於 :早稲田大学人間総合研究センター分室(27-8号館)
  (新宿区戸塚町1-101 高田牧舎2階)

 報告1:岩瀬裕子(首都大学東京大学院博士後期課程、国立民族学博物館館外研究員)「スペイン・カタルーニャ州の人間の塔におけるテクノロジーの受容をめぐって」
 本発表は、スペイン・カタルーニャ州の祭りで220年以上にわたって行われている人間の塔における計測を主題にして、どのようなデジタル・テクノロジーが用いられ、それに対して人びとがいかに対応しているのかを民族誌的調査を通して明らかにするものである。人間の塔は、無数の肉体を密着させて塔の土台となる最下部を形成し、人が人の肩の上に上り下りすることで最下部の中心に人間による塔を造る。発表者が、2011年よりメンバー宅に断続的に住み込みながら塔造りをともにしている最古参のグループ(コリャ・ベリャ・ダルス・チケッツ・ダ・バイス、写真)では、塔造りに必要な参加者を把握するためにデジタル・テクノロジーを利用する動きはあるが、人間を正確に測り塔の構造に反映させるための利用はしていない。人びとが用いるのは、経験的に獲得、定着させてきた主として身体感覚に依拠したテクノロジーである。こうしてデジタル・テクノロジーの受け入れに伴う領域に差異がみられる背景には、身体ひとつで塔を造る人びとの「人間とは正確には測れないもの」という直観的な感覚と、「測ること」で失われてしまうことを危惧する二者関係があることを考察する。
 なお、本発表は、2016年10月から行われている国立民族学博物館共同研究会(若手):「テクノロジー利用を伴う身体技法に関する学際的研究」における成果の一部である。

 報告2:倉石美都(韓国 京幾大学 日語日文学科)「芸能の観光資源化とその後 ―河回別神クッと江陵仮面劇を中心に―」
 韓国北東に位置する江陵市にはユネスコ無形文化遺産に登録された端午祭と、中部にはユネスコ世界遺産に登録された河回村がある。このどちらにも共通しているのが、仮面劇を伝統芸能としてもっている点である。河回村は別神クッタルノリ、江陵は無言で行われる江陵仮面劇である。どちらもユネスコに登録される前から行われているものであるが、無形文化遺産・世界遺産として河回村、端午祭が登録されると、よりクローズアップされるようになった。観光資源としての大きな役割を担ったわけである。その後、河回村も江陵端午祭もユネスコに登録されたことが人々の意識に定着すると、この芸能は観光資源の中心を担っていたものが、観光資源の一部としての役割を変える。
 芸能が観光資源としての役割を担い、その役割を果たし、時間がたつにつれその役割を変えていく過程から、韓国における伝統芸能が、現在ではどのように認識され、どのような役割を担っているのかを考察していく。